総取っ替え二軍メンバーの中で香川はー代表ボリビア戦

 TVを点けると、銀茶頭で左腕に朱色のキャプテンマークを巻いた香川が、バイタルエリアどころかハーフウェーラインを越えるあたりまで下がってきてはタテヨコに(縦横にではない)走り回っているのが見えた。

 「やれやれ」である。
 ゲーム構築に腐心し守備的貢献もあったが、ゴール付近の動きに絡んでくる場面も見られず、低調なパフォーマンスに終始した―という戦後評が目に見えるようだった。

 今朝実際その通りになった訳だが、一体、細かいパス回しはまあまあだが、中盤から効果的な縦パスを出せない。パスを散らしたり鋭いサイドチェンジをかけても「待ってました」と突破にかかるでもなく、といって素早いリターンを見せるでもなく、足元でこねる時間が長過ぎて速攻とは程遠い―そんなメンバーで誰が香川以上に走り回り、パスコース探しに躍起になり、ゲームを収められたろう。結果を求められるのは彼の立場としては当然としても、使えるのが乾一人ときては流石においそれ打開できるものではなかろう。

 召集した選手になるべく機会を与え見極めるというのは尤もなことだが、一軍二軍をさっさと色分けしたかのような「総取っ替え」というのは、本末転倒と言う以外にどう見るべきか。新たな方向性と総合力アップのためにまず見極めるべきは中島・堂安と香川の組み合わせによる反応ではなかったか?そこをスルーして、さらに大迫と柴崎を加えたチームの骨格作りの構想は成り立つのか?

 いや、利口で思い込みも強い森保監督のこと、何も考えていないようで実は以下のようなことだけは拘りたいと考えているのかもしれない。二列目は中島、南野、堂安の”新ビッグ3”。呼ぶとしても香川は南野の控え、乾はジョーカー。大迫不在の折は北川・鈴木・鎌田らの中から誰か出て来てもらいたいが、当面大迫抜きの局面へのシステム的対応は考えないー等々。

 この意味不明の総取っ替えへの疑問を勝利という結果と新ビッグ3とやらのクローズアップで曖昧に乗り切ったとしても、交代枠の使い方を含めた用兵の在り方とシステム面の引き出し(オシム以降これに長けた監督を見た覚えがない)などに対する監督評価は、いすれ代表チームが試合を重ねるにつれシビアになっていくだろう。そうでなければ次のワールドカップに期待は持てない。
 
 そんな状況下、損な役回りを負わされている香川だが、腐ることなく練磨を続けてほしい。必要性がチームの熟成過程で再認識されることを信じている。


 
 

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